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消費者注意④「植物性の原料の違い(稲・スギナ)」

これまで国内外で食品の品質・衛生の問題が起こってきたことから、現在の私たち消費者は、食品の生産国はもちろんのこと、製法やさらには原料にまで、こだわりや関心を持っています。ケイ素(シリカ)サプリメントも同様です。単純に「植物性ケイ素」は、私たち消費者に安心感をもたらすものですが、実際には、「稲由来ケイ素(稲シリカ・稲ケイ素)のサプリメント」と、「スギナ由来ケイ素(シリカ)サプリメント」が存在します。これらの情報を個別に見てみましょう。

【要点1】稲由来のケイ素は、水溶性で、可溶化率が他の植物性ケイ素より2倍ほど高く、人体への吸収率の高いことが、海外研究で裏付けられている
【要点2】もう一つの植物ケイ素原料のスギナは、危険情報が複数あるので注意がある

稲由来のケイ素の水溶性(可溶化率)・吸収率の高さについて

国産稲由来のケイ素(稲ケイ素/稲シリカ)は、とくに危険情報がありません。海外の研究結果・論文での客観的データにおいて、植物性の中でも稲由来のケイ素はとくに水溶性(可溶化率)が高く、人体での吸収率が高い事が示されている様です。
一方で、稲由来ケイ素の多くのメーカーはその可溶化率及び吸収率の良さに着目しています。あるメーカーの協力により、渡辺和彦先生(人体の必須ミネラルの長年の研究者)から、同氏の著書『ミネラルの働きと人間の健康』で述べられている内容についてご指導いただくことができました。

渡辺和彦先生談。「米・稲由来のケイ素は人体に良く吸収されます。イネ科特有の高い可溶化率がその要因と考えられます。」

(著書引用)「イネはケイ素が大好きで大変よく吸収します。イネはケイ素を良く吸収する代表的作物で、イネ科作物は全体にケイ素を良く吸います。
植物が根から吸収するケイ素は、オルトケイ酸(Si(OH)₄)という形になっています。イネに多量に吸収されたオルトケイ酸は、稲の体内では重合し、沈殿して存在しています。科学的には、非晶(非結晶)質の含水ケイ酸(SiO・nH₂O)です。
お米に含まれるケイ素は、少なくとも、果実や野菜よりはるかに人体に吸収されやすいのです。この事実は日本人にとって貴重です。」
「(次の図は)その食品によるケイ素の摂取量を横軸に示し、縦軸には、その食品からのケイ素吸収量の指標として尿中のケイ素含有量(吸収量)を示しています。注目していただきたいのは、原点からの直線の勾配です。これは各種食品のケイ素可溶化率(溶解・吸収されやすさ)を示しています。…尚、溶解・吸収されないケイ素はそのまま大便とともに体外に排出されます」

図1 ケイ素摂取量と尿中ケイ素含有量

渡辺和彦著 (2011) 『ミネラルの働きと人間の健康』 農文協  P16,30,31 (参考文献の紹介)

渡辺和彦 一般社団法人食と農の健康研究所 理事長兼所長
1943年生まれ。京都大学大学院卒。現兵庫県立農林水産技術総合センターに勤務し、農林水産環境担当部長、農業大学校嘱託などを務める。東京農業大学客員教授、東京農工大学等の講師も経験。科学技術庁長官賞(1998)
つまり、渡辺和彦先生の著書から引用している図1(Jugdaohsingh et al.: Am. J. Clin. Nutr., 75, 887, 2002より作図)は、米(または稲)由来のケイ素は、野菜・果物などの他のケイ素と比較して、2倍も『ケイ素可溶化率(溶解・吸収されやすさ)』が高いことを意味しているそうです。このように、海外の研究結果・論文での客観的データにおいて、植物性の中でも稲由来のケイ素はとくに水溶性(可溶化率)が高く、人体での吸収率が高いことが示唆されています。

※国産の稲のケイ素(稲シリカ)サプリメントは、「健骨・健歯・健康美 ライシア(フレスコ・ヘルスケア)」「Amorphous 100(メディエーションズ)」「からだ天国(グラント)」「ライスシリカプレミアム/RICE SILICA PREMIUM(クレディ創食)」などの商品です。
※以下のページには、稲由来のケイ素(シリカ)の原料において実証試験で明らかになった素晴らしい結果(新聞記事)が報告されています。
『骨粗しょう症と歯周病の新対策~万能ミネラル・稲科ケイ素~/アンチエイジング・予防医学推奨ネット』
http://kotsusosyousyou-shisyubyo.com/

スギナの危険情報について

同じ植物性原料と言っても、スギナ(ツクシと同種)について調べると、全く違う情報が手に入ります。スギナは、昔から、ハーブティや漢方などで一部使用されることがあります。一方で、実は、注意すべきことに、原料のスギナには公的機関から公開されている危険情報が多くあります。これは他のケイ素商品サイトに詳しく記載されているのですが、たとえば、安全性については、長期間の経口摂取、または子供の摂取はおそらく危険である。短期間摂取する場合も危険性が示唆されています。妊娠中・授乳中、ニコチンに対して過敏な人へも注意勧告されています。
あくまでスギナ原料についてであり、メーカーがその製法を明らかにしていない以上商品についての危険性については消費者側としては判断することができません。そのため、原料スギナには危険情報があり、商品の危険性については公開されている情報では判断ができないという事は、一応知っておく必要があります。

以下のページには、このような人はスギナを控えた方が良い、という情報が一括で掲載されていますので、念のため、紹介しておきます。

『健康茶のはずのスギナ茶でビタミンB1欠乏症の「脚気」が起こる』/ 健康生活HP
https://health-to-you.jp/edema/suginakakke40123/
(上記URL文章の抜粋)「国立健康・栄養研究所のまとめによると、次のような人にはスギナは禁忌(患者の予後を著しく悪化させる治療や投薬などの行為・行ってはならない)であるとされています。心臓病の人、腎臓病の人、ニコチンに過敏な人、スギナや近縁種にアレルギーのある人」
「大切な情報ですので、もう一度まとめておきましょう。
妊娠中や授乳中の人は避けて下さい。
長期間摂り続けることは危険です。
子供にはたとえ一回でも与えないで下さい。
心臓病の人は絶対摂ってはいけません。
腎臓病の人は絶対摂ってはいけません。
スギナにアレルギーのある人は絶対摂ってはいけません。
ニコチンに過敏な人は絶対に摂ってはいけません。
お酒をよく飲む人は注意して下さい。
不調が出たらスギナを中止、ビタミンB1誘導体を含む製剤を摂って下さい。」

※その他参考科学データ情報等
「健康食品」の素材情報データベース
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail523lite.html

※スギナ由来のケイ素サプリメントは、「シリカコンプレックス(NOW)」「ベジシリカ(フローラ)」「リアルサプリ ケイ素(リアルサプリメント)」です。

最後に補足ですが、「シリシア(アントン・ヒューブナー)」は、珪藻エキス由来のケイ素とあります。珪藻土という言葉はご存知の方も多いですが、植物由来というよりは土由来という方が近いかと感じています。具体的には、「珪藻とは不等毛植物に含まれる単細胞性の藻類のグループ」ということです。ケイ素食品のなかでも特別な原料を使っている様ですが、実際には、ドイツのレホルム食品の厳格な企画を満たしており、信頼できる商品だと思われます。